バラの切手や古いはがきをお得に売却する方法
祖父の家を相続することになった我が家。その顛末は別サイトの「相続登記を自分でする方法」にアップしていますが、郵便局に勤めていた祖父は趣味で切手収集をしていたらしく、昭和50年代の記念切手、お年玉切手シートがたくさん出てきました。とても使えません。
前提として
- 切手、はがきは郵便局で払戻しできません。
- 昭和30年代以降の記念切手は印刷数が多く希少価値はありません。
昔の記念切手だからプレミアがついているだろうというのは多くの場合期待できません。ただ、有価証券として額面の価値はありますので、これをどう有効的に現金化するかがポイントです。
金券ショップの買取レートは50円切手以上のシート状態のものが高く、普通切手だと、63円切手以上ならいいところで額面の90%ぐらい、記念切手だと50円切手以上で85%ぐらいです。50円未満のシートの買取レートはばらつきがありますがいいところで75%ぐらいでしょうか。
バラ切手を高く売る方法
問題はシートから切り離されたバラの状態の切手です。市場性が低いので額面20円だと50%でしか買い取ってくれなかったりします。
なので次の方法で売り物を変えてしまいましょう。
切手は払戻しはできませんが、郵便局で1枚5円の手数料で新しい切手に交換することができます。バラの切手が大量にあるならば、複数のバラ切手をまとめ、手数料を払って切手シートに交換します。20円切手で5円の手数料を差し引くと75%に目減りしますが、それが90%で売れると元値の67.5%で換金できることになります。もともと50%だったのに比べるとかなりの上昇です。50円のバラ切手であれば、シートに交換してから売却すると81%で換金できることになりますので十分です。
でも、レートの高い普通切手は1シート100枚なので63円切手で6,300円分買わないといけません。20円のバラ切手から交換しようとすると334枚必要なのでちょっと非現実的ですね。。。記念切手シートだと金券ショップの買取レートは5%ほど下がるものの、84円切手の記念切手なら1シート10枚で840円ですのでこちらの方が現実的です。
バラ切手以外に、お年玉切手シート(小型シート)も金券ショップでの買取レートは60%と低いので一旦切手シートに交換します。2枚組のお年玉切手シートなら手数料10円で新しい切手に交換してもらえます。お年玉ついでにいうと、郵便局の切手の交換はお年玉付年賀はがきには交換できません(当たりが入ってるからですね)。これができれば年賀状で一気に余り切手を使えるのですが。。。
古いはがきを高く売る方法
さて、うちの場合、年賀はがきも大量余っていました(145枚)。古いはがきは金券ショップでは買い取ってもらえません。そこでこれもバラ切手と同様に一旦切手シートに交換します。年賀はがきから通常のはがきや切手への交換は可能です。
結局、バラ切手、お年玉切手シートなどの小型シート、はがきで額面合計14,447円分あったのを120円切手100枚のシートに交換しました。それを金券ショップで買い取ってもらい、そのままだと合計6,000円そこそこだった買取額が11,000円ほどと倍近くになりました。